市民のみなさまへ

ロタウイルスワクチンが定期予防接種に追加されます

2020年10月より乳児の定期接種に新たにロタウイルスワクチンが加わります。2020年8月以降にお生まれになった乳児が対象になります。
このワクチンの接種によってロタウイルスによる胃腸炎を100%予防できるわけではありませんが、重度な急性胃腸炎の子ども達が減った、そして入院なさる子ども達も減った印象を外来診療の中で感じております。比較的高価なワクチンですので定期接種化が待ち望まれていました。
副反応としては
(1)下痢などの胃腸炎症状を認める場合があります。
(2)日本では0歳児10万人当たり150人ほど発症する腸重積という病気がありますが、ロタワクチンを内服することによって10万人接種すると1~2名増加すると言われています(WHOの発表)。
ロタウイルスワクチンは2種類ございますがどちらを選択して頂くことも可能です。
なお10月よりワクチンの接種間隔が一部変更されますが、乳児の初期の予防接種には大きな変更なく進めることができます。担当医とご確認ください。