市民のみなさまへ

胃がん内視鏡検診が始まります(2019.5.7)


 がん検診は無症状の方々に検査を実施して当該がんの早期発見・治療をはかり、死亡率を減少させることにあります。がんの罹患数に関してみてみると、胃がんは大腸がんに次いで第2位、死亡率においても肺・大腸に続いて第3位、45000人(2017年部位別統計、国立がん研究センターがん対策情報センター「がん登録・統計」より)を越える方が命を落としています。

がん検診はその目的・提供体制によって対策型・任意型の2 つに分けられます。対策型とは,当該がんの早期発見・早期治療により対象集団全体のがん死亡率を減少させることを目的に公的資金を使用して提供されるがん2 次予防対策検診です。
2016年2月に「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」が改正され、胃エックス線検診に加えて内視鏡検診も対策型胃がん検診として実施可能になりました。この改訂を受けて多摩地域でも内視鏡検診を実施する自治体が徐々に増加してきています。
調布市でも2017年12月に検討会を設置し、実施に向けて調布市医師会と調布市の間で検討を繰り返してきました。
初年度の令和元年度は対象を50歳から58歳までは2歳刻みの申込制で。個別通知は60・62・64歳のみとしました。今年度の実施状態・検診体制をチェックし、対策・改善を繰り返し、来年度以降は調布市と協議を行いながら対象年齢枠の拡大を行う予定です。